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二風谷ダム伐開工事

 投稿者:Akira  投稿日:2012年 8月31日(金)21時55分13秒
編集済
  二風谷ダムでは、この8月から、ダムに堆積した土砂を取り除く工事が進められています。
名称は「二風谷ダム伐開工事」。
4200万円の費用をかけ、ダム湖に繁茂した植生を除去し、土砂15000m3の浚渫を行います。
この工事の目的は、二風谷ダム貯水池の樹林化を防ぐため、ということ。
貯水池が林になることを心配せねばならないとは、いったいどれほどの土砂が溜まっているのでしょうか。

…北海道開発局は、今まで「(新しい)堆砂容量以上に土砂が堆積するとは考えていない」、
「ダムの土砂の除去には1000億円かかるため不可能」等の説明を続けてきました。

一方で、春先の融雪期や夏期の出水時には、ダム水位を下げ、事実上の排砂放流を行なっています。
また今回の工事も、樹木の伐開としながらも、相当量の土砂を除去します。
堆砂の計算値が先にあり、あの手この手で、それに合わせようと、身悶えしているようです。
 
 

平取ダム予定地(宿主別川)

 投稿者:Akira  投稿日:2012年 7月 9日(月)12時48分21秒
  沙流川上流・平取ダム予定地(宿主別川)の様子。
河道には膨大な土砂・流木が堆積し、増水のたびに流路が変わる。現在、川は右手の
河畔林の中を流れている。元の河道に、土砂がたまりすぎてしまったためである。

ダムなしでもこれだけ堆積するのであり、ここに平取ダムを建設すれば、
あっというまに土砂で埋め尽くされることは火を見るより明らか。
国は「春の融雪増水時に排砂放流を行うため、土砂堆積はほとんど生じない」と説明する。
しかし、融雪増水時には、水だけでなく土砂も最大に流入するのである。
 

二風谷ダム近況(2012.7.3)

 投稿者:Akira  投稿日:2012年 7月 4日(水)13時23分9秒
編集済
  7月3日の二風谷ダムの様子です。
ダムへ流入量・放流量:ともに約13トン/秒。主ゲート放流なし。
ダム貯水位:標高41.3m(洪水期制限水位)

1.二風谷ダム貯水池・堤体付近(左岸展望台より)
ダム堤体から約400m上流。この地点で堆積土砂の厚みは約7m。
右に見えている建物は二風谷小学校。

2.二風谷ダム貯水池・カンカン沢合流点(R237 カンカン橋より)
ダム堤体から約2.5km上流。この地点で堆積土砂の厚みは約7m。
向かいの山はオプシヌプリ(穴あき山)。堆積土砂の上に草が茂っている。

3.二風谷ダム貯水池・上流側(ダム管理橋より下流側を望む)
ダム堤体から約6km上流。この地点で堆積土砂の厚みは約4m。
 

平取ダム予定地のハヤブサ(3)

 投稿者:Akira  投稿日:2012年 6月26日(火)13時56分10秒
編集済
  平取ダム予定地の崖地で営巣するハヤブサのヒナ。
3羽とも順調に育ち、灰色の羽毛に生え変わっています。
巣穴の周囲の岩や枝を跳ね回り、親がエサをもってくると、大騒ぎしながら、
慌てて巣穴に戻ってきます。巣立ちも間近です。

沙流川の中流・下流域で、近年にハヤブサが営巣しているのは、
この平取ダム予定地と、二風谷ダム付近の2か所だけのよう。
二風谷ダムでは、今年の営巣を確認できないのですが。

沙流川中下流域の自然環境は、自然災害と人為によって、近年は大きく壊れてしまっています。
それでも、野鳥生態系で最上位の鳥が、毎年営巣しているというのは、
実は素晴らしいことなのかもしれません。
 

平取ダム予定地のハヤブサ(2)

 投稿者:Akira  投稿日:2012年 6月20日(水)08時48分11秒
  ハヤブサ営巣の続きです。6月19日の様子。
3羽のヒナたちは成長し、真っ白な産毛から、灰色の羽毛に生え変わり始めました。
巣となっている岩棚で活発に動きまわり、岩の縁を上がったり下がったりしています。
 

平取ダム予定地の景観

 投稿者:Akira  投稿日:2012年 6月17日(日)01時22分39秒
  2012年5月末現在の、平取ダム予定地の景観です。付替道路より5月24日に撮影。
平取ダム予定地は、額平川と宿主別川の合流点に、人為の影響が比較的少ない
渓谷景観と環境を残しています。

この渓谷ぞいには、3つのチノミシリ(我ら祀る場)を有し、沙流川地域の
アイヌ文化伝承のためにも、もっとも重要な場の一つと考えられます。

この3年ほどで、チノミシリ向かいの段丘上には携帯電話の鉄塔が建てられ、
山と森を切って付替道路が建設され、段丘上の(元)牧野は、建設廃土と
伐採された樹木の堆積場とされてしまいました。

平取ダムが建設された場合には、左奥の樹木のあたりにコンクリート堤体が、
土砂や流木が置かれているあたりに、堤体延長部(構造不明)が建設される予定です。
また、ダム上流側の河道周辺は、骨材(砂利)採取場所として掘削が行われます。

※事前の環境アセスメントでは、「ダム建設が景観に与える影響は小さい」と
報告されています。
 

平取ダム予定地のハヤブサ

 投稿者:Akira  投稿日:2012年 5月24日(木)22時26分59秒
編集済
  平取ダム予定地とその周辺では、クマタカ、オオタカ、オジロワシ等11種の
猛禽類が確認されています。
画像は、断崖の岩棚から飛び立ったハヤブサ。営巣中のようです。
ハヤブサはほとんど羽ばたかずに滑空し、遠目には模型飛行機のようにも見えます。
(非常に遠方から撮っているため、写真うつりは良くありません)

二風谷ダムの周辺にも、毎年ハヤブサが営巣する岩棚がありますが、
今年は鳥の気配がないようです。

●6/16 画像を追加しました。(ビデオ映像からのキャプチャ画像)
ハヤブサ営巣の様子。親鳥が獲物をもってきたところ。
獲物を少しずつちぎりながら、20分ほどもかけて、3羽のヒナにエサを分け与えました。
ヒナが満足した後、親鳥は自分も食べ、余りを咥えて再び飛び立っていきました。

http://

 

平取ダム予定地・5月

 投稿者:Akira  投稿日:2012年 5月23日(水)10時40分7秒
  新緑の平取ダム予定地です。

写真1枚目は、宿主別橋(ダム付け替え道路)から、ダム堤体付近のチノミシリ(我ら祀る場)を見た様子。ダムが満水になったときには、段丘の肩がかぶるくらいまでの水位で貯水されます。沙流川の本流はひどい泥濁りが続いていますが、上流の支流では、融雪時と雨天時を除いては、澄んだ流れを取り戻しています。

写真2枚目は、すずらん群生地(6月初旬に公開)の奥に降りた宿主別川の様子。
このあたりでは、毎年の融雪増水のたびに流路が変わり、今年は、牧野の一部だったハルニレ林の中を、川が流れるようになりました。

※このあたりの森の中や河原には、ヒグマの生息痕が多数みられます。森に入ったり、河原に降りる時には、ヒグマに十分ご注意下さい。
森の中にヒグマが獲物を埋めていることもあり、気づかずにヒグマの警戒範囲に入ってしまうこともあります。
けものの臭い、小枝がパキパキと折れる音、低い唸り声等が聞こえたときには、すみやかにその場を立ち去ってください。
安全のため、車からあまり離れない方がよいでしょう。
 

日高自動車道と猛禽類(追加)

 投稿者:Akira  投稿日:2011年12月16日(金)22時55分57秒
  近日中に開通予定の日高自動車道(高速道路)「新沙流川橋」たもとの、法面補強フェンスに止まるワシ幼鳥の写真。鳥の後ろのフェンス、ガードレールは、日高自動車道のものです。  

日高自動車道と猛禽類

 投稿者:Akira  投稿日:2011年12月 5日(月)16時13分10秒
編集済
  日高自動車道の沙流川を横断する橋(沙流川新橋?)がほぼ完成し、開通・供用間近となっています。
この橋付近では、オオワシ、オジロワシなどの猛禽類が多数越冬しており、高速走行する自動車による交通事故の発生や、越冬場所の分断が懸念されます。
また、沙流川の下流区間では、沙流川総合開発事業による河道改修工事(掘削、堤防改良等)も計画されており、冬期間の工事では希少猛禽類への影響が懸念されます。

※オジロワシ、オオワシともに、1970年に国の天然記念物、1993年に国内希少野生動植物種に指定されています。

写真1.日高自動車道の沙流川新橋(仮)付近のオオワシ越冬状況。写真には成鳥4羽が写っている。写真の画角外にも、オオワシ、オジロワシあわせて数羽の成鳥、幼鳥を目視確認した。

写真2.日高自動車道の沙流川新橋(仮)の直上を飛び越えるオオワシ成鳥。ワシが索餌のさいに、川にそって滑空する高さに橋桁が建設されているため、苦手な「はばたき」をして高度を上げなければならない。橋の開通により、交通事故の発生や、越冬場所の分断が懸念される。

写真3.新沙流川橋付近の様子。(12/6に追加)橋と高規格道路の建設により、周囲の河畔林が伐採された。河道には、開発局と北海道栽培漁業振興公社によるシシャモ産卵床実験の影響で中洲ができている。今後は橋の開通、河道掘削工事、堤防改良工事が計画されている。
※奥の送電線には、飛行中のワシが、しばしば引っかかる。

【12/16 追記】
日高道新沙流川橋の開通と、沙流川下流の河川工事に関する、猛禽類調査と対策の実施について、国土交通省に宛てた質問の回答を、「チャランケ掲示板」に紹介しました。
http://www3.rocketbbs.com/602/bbs.cgi?id=sarugawa&mode=pickup&no=848

http://

 

シシャモ人工産卵床の現状

 投稿者:Akira  投稿日:2011年11月18日(金)18時13分11秒
編集済
  沙流川の下流・日高自動車道橋(工事中)付近に設置されている、シシャモ人工産卵床の現状です。

これは、北海道開発局と北海道栽培漁業振興公社が実施しており、川の流芯付近に多数の杭を打ち、流速を低下させることで杭の下流に土砂を堆積させ、シシャモの産卵に適した砂礫の河床環境を作り出すというもの。

現状では、杭には流木が掛かり、下流では堆積した土砂によって中洲が形成されています。
もちろん、シシャモは中洲に産卵することはできません。

この人工産卵床をはじめとする、シシャモ生息環境調査には、過去20年間にわたって、毎年5000万円~6000万円の税金が費やされています。
しかし、川に本来なかった中洲をつくり、シシャモの産卵環境を破壊するだけの結果にしかなっていません。

※仮にこの手法がうまくいくとしても、ある場所に砂礫を貯めれば、その下流で砂礫が不足することになります。これでは、ダム建設の影響による下流土砂の不足に対して、何の解決策にもならないことは、もとより明らかです。

写真1は、高速道路橋の上流側で杭列直下の様子。画面左が上流方向。杭列のすぐ下流から、中洲が形成され河床が露出している。
写真2は、高速道路橋の下流側。杭列直下から約300mにわたって中洲が連続。
写真3は、人工産卵床付近の河床の様子。砂利の間に微細な泥が堆積し、魚類の産卵・生育は難しい。
(2011.11.18撮影 二風谷ダム放流量:約19m3/s)

関連記事「シシャモ産卵場?」
http://6219.teacup.com/atoz/bbs/144

※下リンクは、北海道栽培漁業振興公社による事業解説『育てる漁業』(H14.8.1 No.351)

http://www.saibai.or.jp/sodateru/sodateru351.pdf

 

沙流川のワシ

 投稿者:Akira  投稿日:2011年11月15日(火)11時49分54秒
編集済
  沙流川の下流には、多くのワシが越冬のために飛来します。

写真は、河畔の樹にとまって休むワシです。
注意深く、周囲の様子をうかがっています。

写真1.オジロワシ成鳥
写真2.オオワシ成鳥

沙流川下流の紫雲古津コタンでは、ユックチカウシの山をチノミシリとし、上空を舞うワシを、コタンの守り神としてきたと伝えられています。

【関連記事】ユックチカウシのチノミシリ
http://6219.teacup.com/atoz/bbs/220

(2011/12/5 オオワシ画像を追加しました)
 

ダム予定地のフクロウ・モニュメント

 投稿者:Akira  投稿日:2011年11月 6日(日)20時03分59秒
編集済
   平取ダム予定地の「フクロウ・モニュメント」は、しばらく撤去されていましたが、10月下旬より再び設置されています。
 フクロウと止まり木のデザインが、若干変更されました。これは、アイヌ協会平取支部からの、「もっとフクロウをリアルにしてほしい」という要望を受けての手直しということです。
 そして、止まり木の下部に、「番兵小屋跡を見ているコタンコロカムイ」と記した板が追加されました。「番兵小屋」は、対岸のチノミシリ(我ら祀る場)に対する、かつての祈りの場の一つです。新しい宿主別橋の真下、橋脚の基礎のすぐ脇にありました。「コタンコロカムイ」は、アイヌ語で「村の守り神」を意味します。

 1980年頃まで、平取ダム予定地周辺には、シマフクロウが生息していたそうです。その後の森林伐採や、ダム建設による魚の減少で、この土地では生きることができなくなったのでしょう。

◆モニュメントの設置は、平取ダム建設計画にともなうアイヌ文化環境保全策の一環と考えられますが、どのような経緯や議論があったのかは確認できません。伝統的なアイヌ文化には、「チノミシリの地にダムを建設するときは、フクロウのモニュメントを作る」という記録や伝承もないと思われ、このモニュメントが、沙流川と平取ダム地域のアイヌ文化の継承に、どのように資するものかも不明です。

※写真は10月下旬に携帯電話で撮影

◎シマフクロウの写真(wikipedia『シマフクロウ』の項より)
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/4/49/Wiki-simafukurou2.jpg
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%9E%E3%83%95%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A6
 

沙流川の野鳥(猛禽類その2)

 投稿者:Akira  投稿日:2011年11月 4日(金)20時06分6秒
編集済
  沙流川の野鳥(猛禽類)の続きです。

1.オオワシ
若いオオワシが、カラスに追われている様子です。カラスは猛禽類を見つけると、集団で追い回し、追い払おうとします。食物が競合するためでしょうか。オオワシは、11月から3月にかけて沙流川の下流に飛来し、オジロワシとともに数十羽が越冬します。越冬中は、川岸に打ち上げられたサケの死体などを食べて過ごします。翼開長2m以上。今年11月に沙流川の下流で撮影。絶滅危惧種2類(環境省)、国際保護鳥、国の天然記念物。

2.ハヤブサ
獲物の野鳥を追っている様子です。鋭い鳴き声を立てて他の野鳥を追い、頑丈な脚で蹴って捕獲します。自身とほとんど同じ大きさのカラスを狩ることもあります。沙流川の下流から上流まで生息し、川沿いなどの断崖で春から初夏にかけて営巣します。沙流川の中・下流、また平取ダム予定地付近でも営巣が確認されています。今年11月に沙流川の下流で撮影。絶滅危惧2類(環境省)。

3クマタカ
沙流川上流の山地部に生息・営巣しています。今年10月に、平取ダム予定地で撮影。準絶滅危惧種(環境省)
※画像には「オオタカ」と記しましたが、専門家に見ていただいたところ、「クマタカ」であるということです。訂正いたします。

http://

 

沙流川の野鳥(猛禽類)

 投稿者:Akira  投稿日:2011年11月 1日(火)21時18分37秒
編集済
  沙流川は、河川敷が広く断崖が川に面している等、さまざまな地形環境があり、一年を通して多くの種類の野鳥を見ることができます。
今回は、この秋に沙流川の河口近くで撮影した猛禽類の姿を紹介します。

1.オジロワシ(国際保護鳥・環境省絶滅危惧Ⅰ類B)
晩秋に北極圏から渡ってくる大型のワシ。川沿いの大木にとまり、川岸にあがったサケの死体を食べて過ごすことが多いようです。サケの死体がないときは、自分で魚を捕ることもあります。10月末現在で数羽を確認。厳冬期には、オオワシとともに数十羽が、沙流川で過ごすようです。

2.トビに追われるツミ
トビは、北海道の平地で通年ふつうに見られる大型のタカの仲間です。ツミは、ハトより小さいくらいの小型のタカの仲間です。このツミは、なぜかトビに上からちょっかいを出し、怒った?トビに、しばらく追い回されていました。

3.カラスと争うノスリ
ノスリは、カラスほどの大きさのタカの仲間です。短く白い翼の下面の斑紋と、胸の褐色の模様で、すぐに判別できます。このノスリは、カラスにしばらく追われた後に反撃し、得意の急降下でヒラヒラ舞いながら離脱していきました。ノスリは、本州の多くの県でRDBに記載されています。しかし北海道では、保護の枠組みがありません。

 

初冠雪

 投稿者:Akira  投稿日:2011年10月28日(金)22時53分24秒
  10月下旬の冷え込みで、幌尻岳(2053m)はじめ日高山脈が初冠雪。
沙流川では、オオハクチョウやオジロワシの姿も見られるようになってきました。
 

ノカピラの秋

 投稿者:Akira  投稿日:2011年10月17日(月)03時41分1秒
編集済
  沙流川の支流・額平川(ぬかびらがわ)には、沙流川流域のアイヌ民族の精神文化
伝承に深い関わりをもつ、数々の地形や伝承、神謡(カムイユカル)が残されています。
二風谷ダムに近い、額平川下流の左岸には、かつてニオイコタンがありました。
このコタンには、文化神オキクルミが居住し、アイヌの人々に農耕など様々な生活文化を
授けたと伝わります。

写真1.ノカピラ(形象の崖)
オキクルミ神とその妻が、神の世界に帰るときに、地上に残した箕(ムイ)が、
特徴的な崖の模様(ムイノッカ:画面中央)になったとされています。

写真2.オキクルミのチャシ跡
ノカピラのすぐ東にある岩山が、オキクルミが住んだチャシの跡であると、
伝えられています。

【Google地図】
http://g.co/maps/9pxu3
 

平取ダム予定地(2011秋)

 投稿者:Akira  投稿日:2011年10月 7日(金)18時20分53秒
編集済
  10月7日の平取ダム予定地(宿主別川~チノミシリ)です。
宿主別橋(新)より撮影。
にわか雨の後に薄日がさし、映画のシーンのような美しさでした。
紅葉の見頃まで、あと1週間ほどでしょうか。
ここのところの降雨の影響で、川はやや濁っています。

ダム付替道路の橋は、宿主別川とチノミシリの眺望はたいへん良いのですが、
旧道が閉鎖されたため、川岸に降りることは難しくなりました。
旧道沿いの湧き水(カムイワッカ)にも、新しい橋から近づくことはできません。

画面中央の段丘の肩がかぶるくらいまでが、ダム完成時のサーチャージ水位による
水没範囲です。写真に見える渓谷は、ほぼ全てが水没することになります。

現在までのアイヌ文化環境調査では、平取ダム予定地周辺を、伝統的な資源採取の場
(狩猟・採集型イオル)であるとし、ダムサイトにアイヌ文化記念館を建設する、
ダム水没予定地内(完成試験時と洪水時に水没)に、アイヌ文化植物園を設ける等の、
「代替案」が提案されています。

◎2枚目の写真は、交差法による3D(立体)写真です。
目をモニタから30cm程度離して「寄り目」にし、左の画像を右目、右の画像を
左目で見ると、2枚の画像の間に立体画像が浮かび上がって見えます。

【Google地図】
http://g.co/maps/xqvhb
 

沙流川のサケ(2)

 投稿者:Akira  投稿日:2011年10月 6日(木)20時01分7秒
編集済
  10月に入り、沙流川下流、日高町の「門別サーモンパーク」(福満川出合)にて、
孵化放流のためのサケの捕獲が始まりました。沙流川の全面にわたって梁(ウライ)を
設置してサケが遡上できないようにして(写真1)、(上流から見て)左岸に設置した
トラップ(檻)に魚を導いて捕獲します(写真2)。

10月6日は、午前中に沙流川下流部でやや強い雨が降り(総雨量39mm、最大1時間雨量20mm)、
下流の支流ではかなり増水し、沙流川の本流でも、若干の増水となりました。

この増水で、梁の設置前に沙流川を遡上していた多数のサケが、梁の上面の柵に
乗りあげてしまい、多くの魚が命を落としていました(写真3)。
大きなサケが、柵の上をのたうち回る姿が、あちこちで見られました。
梁に乗りあげて死ぬサケを、孵化放流に利用しているのかどうかは、不明です。

【Google地図】
http://g.co/maps/suysq
 

沙流川のサケ

 投稿者:Akira  投稿日:2011年10月 2日(日)18時18分54秒
編集済
  秋になり、沙流川では、遡上するサケの姿が見られるようになりました。
今年は、下流(門別サーモンパーク)で孵化放流のための捕獲が行われて
いないため、多くのサケが遡上しています。

サケは、アイヌ民族の伝統的な主食の一つで、アイヌ語では「シペ」(本当の食べ物)
と呼ばれます。現在でも、アイヌ文化の継承のために重要な魚です。

沙流川の本流は泥濁りがひどく、魚を見ることは難しいのですが、
水が澄んだ支流では、サケが水中に佇む姿、水しぶきを上げて
産卵床を掘る様子などを見ることができます。

しかしながら、沙流川では、二風谷ダムが建設された本流ばかりではなく、
支流の多くも、生物への配慮が不十分な(あるいはまったく配慮がない)
河川改修が行われており、遡上したサケが、自然産卵し再生産するには、
かなり厳しい状況です。

写真1は、メスをめぐって激しく争うオス。
大きなオス3尾が、互いに体をぶつけあったり、噛み付いたりして、
激しく争っていました。

写真2は、針金のネットで砂利が固定された(ふとんカゴを敷き詰めた?)
河床の様子。
コンクリートブロックと違い、透水性があるため、伏流水を妨げることは少な
いのですが、砂利が固定されているため、魚が河床を掘ることができません。
また、時間が経つと砂利のすきまが目詰りを起こし、伏流水の流れを止めて
しまう可能性があります。いずれにせよ、生物配慮の工法としては失格です。

写真3は、川に設置された落差工(ダム状構造物)。
このような構造物があるだけで、魚類はほとんど遡上できなくなり、繁殖の場が
著しく狭められてしまいます。この落差工は小さなものですから、不要ならば
撤去、どうしても必要ならば、簡単な魚道で対処できるはずです。
(落差工などのダム状構造物を設置すると、その下流で河道の洗掘が進み、
災害を受けやすくなります)

※沙流川で見られるサケの多くは、口の先が大きく損傷しています。
サケを捕獲するためのウライの基礎部が、コンクリートのダム状になって
いるため、ジャンプして飛び越える際に、衝突しているのかもしれません。
 

『沙流川流域のチャシ跡』特別展

 投稿者:Akira  投稿日:2011年10月 2日(日)14時05分44秒
編集済
   二風谷ダムサイトに建つ沙流川歴史館にて、『沙流川流域のチャシ跡』特別展が
開催されています。特別展では、平取町内に遺される20あまりのチャシ跡や出土品を、
写真と地図、解説文のパネルによって紹介しています。
 10月23日には、沙流川歴史館講座『チャシを考える』右代啓視氏(北海道開拓記念館)も、
あわせて開催されます。

 ◎特別展開催場所 沙流川歴史館
  (二風谷ダムサイト・平取町立二風谷アイヌ文化博物館となり)
 ◎開催期間 平成23年 9月27日(火)~11月27日(日)
 ◎休館日   10/3・11・17・24・31、11/7・14・21
 ◎入館料  無料
 ◎問合先  沙流川歴史館(01457-2-4085)
 

排砂放流を行う二風谷ダム(台風15号)

 投稿者:Akira  投稿日:2011年 9月22日(木)19時07分16秒
編集済
  台風15号接近により、二風谷ダムでは、最大流量約300m3/sを記録しました。
夏季の沙流川の増水としては、それほど多いものではなく、毎年2,3度
程度発生しているものです。

二風谷ダムでは、この増水とともに、21日16時ころから水位を下げ始め、
22日18時現在では、標高40.33m(有効容積量の0.8%)となっています。
最も水位が下げられたのは22日15時前後で、ほぼ最低水位レベル(標高40.0m)
だったようです(貯水量29,000m3、貯水率0.15%)。
この水位低下は、洪水発生時の貯水に備えるためではなく、増水時に水位を
下げて放流を行い、ダムの堆砂を、少しでも下流に流す目的(実質的に排砂放流)と
考えられます。

下の写真は、22日17時50分頃の二風谷ダムの様子です。ダム管理所・ダム堤体
付近より撮影。
夏季の標準的な水位よりも、1m程度貯水位が下げられているため、貯水池の
堆砂状況がよくわかります。
ダム堤体付近では、3か所で堆砂が水面上に露出。網場のネットは、
大部分が土砂の上に乗り上がっており、ネットを河床に固定するアンカーロープも、
大部分が土砂に埋まっています。この状態では、洪水調節時に網場は
水位変化に追従することができず、流木をとめる働きを果たせません。

【2011.9.22 18:00現在の二風谷ダムデータ】
貯水位40.33m ダム流入量210.99m3 ダム放流量179.96m3 貯水量150,000m3
貯水率(利水容量)11.7% 貯水率(有効容量)0.8%
 

二風谷ダムの様子(2011年9月)

 投稿者:Akira  投稿日:2011年 9月14日(水)22時31分10秒
編集済
  2011年9月14日の、二風谷ダムの様子です。
(携帯電話で撮影)

【写真1】
堤体付近では、大型クレーンを設置し、流木の撤去作業が行われていました。
9月初旬の、台風12号と、前線に伴う降雨により、ダム湖内に多くの流木が
堆積したようです。
流木止めネット(網場)よりも、堤体よりにクレーンが設置されており、
ネットは、やはり機能していないことがわかります。

【写真2】
流木止めネットから上流側には、多量の土砂と流木等のゴミが堆積し、
干潟状になっています。おびただしい量の土砂と流木の堆積は、
ダム堤体に、年々迫りつつあります。

【写真3】
カンカン橋駐車所より、堆積土砂の上に多くの草が茂っています。
近年の夏季の大雨と、放流に主眼をおいたダム管理により、堆砂中の
流路の形状が、しだいに変化しています。

※撮影時のダム流量は約110トン/秒。貯水位は標高40.9m。
 

ダム予定地内のヒグマ生活痕

 投稿者:Akira  投稿日:2011年 7月19日(火)21時36分47秒
  平取ダム予定地内で見つけた、ヒグマの生活痕跡です。
川沿いの林の樹の根元に、直径1.5mほどの浅い穴が掘られ、
中にはエゾシカの毛が多量に落ちていました。
ヒグマが食物(エゾシカの脚など?)を隠していた跡と思われます。

このような場所では、近くにヒグマがいると、襲われる可能性が非常に大きい。
携帯電話で写真を撮り、大急ぎで立ち去りました。

ヒグマは北海道の野生生態系の中では最上位に位置する生物で、
またアイヌ文化においても、最上位の山の神(キムンカムイ)とされています。

現在までに行われ、示されている平取ダム関連の生物・文化調査の中では、
ダム予定地および周辺のヒグマに関する調査結果や検討は、
まったく触れられていないようです。
 

新・宿主別橋のプレート

 投稿者:Akira  投稿日:2011年 6月26日(日)22時43分5秒
  新・宿主別橋は、平取ダムの非常時の上限水位である設計洪水位(標高188.6m)
をかわす高さに建設されています。
橋の真下にあたる宿主別川の川岸には、かつてアイヌの人が牧野の番人として
詰めていた「番兵小屋」があり、対岸の「チノミシリ」(我ら祀る場)の山に向かって、
カムイノミ(神への祈り)等の儀式を行っていたと伝えられています。
番兵小屋の跡地は、平取ダムの貯水により水没する予定です。

「番兵小屋」の真上にあたる新・宿主別橋の手すりには、二風谷地区の
アイヌ民族の守り神とされるフクロウの図案を模したプレートが、
3枚設置されていました。(携帯電話による撮影)

 

新・宿主別橋のモニュメント

 投稿者:Akira  投稿日:2011年 6月22日(水)23時29分35秒
編集済
  平取ダムの付替道路である、新・宿主別橋のたもとには、シマフクロウを模した
モニュメントが設置され、この地にゆかりのあるアイヌ民族文化が伝承される
「番兵小屋」の跡地(水没予定)を見渡す道路沿いには、案内板が設置されました。

平取ダム建設計画とアイヌ文化調査事業の進行にともない、沙流川流域に
伝えられてきたアイヌ民族文化が明らかにされるとともに、それらの実体や
伝承環境は失われ、記録資料や、伝統文化との関係が不明瞭な造形物に
置き換えられていきます。

二風谷ダム裁判の判決では、二風谷ダム建設による利益とそれによって失われる
アイヌ文化の価値の比較検討が必要とされ、その前提としての文化調査さえも
行っていないことが、国側違法判断の根拠とされました。
平取ダム建設では、アイヌ文化調査が行われていますが、ダム建設による利益と
失われるアイヌ文化の価値を比較検討することなく、ダム建設が流域のアイヌ
文化価値に優先しています。

安易な「代替策」に頼る前に、水害の現状にそくした治水計画の立案を行うことと、
その中で、ダム計画に対する客観的な検証が必要と思われます。
 

平取ダム予定地(宿主別川)

 投稿者:Akira  投稿日:2011年 6月13日(月)12時35分41秒
編集済
  この春に開通した平取ダム付替道路(新・宿主別橋)からみた、宿主別川(平取ダム水没予定地)です。
ダム完成・サーチャージ満水位時には、この画像の下から2/3程度までが水没する計画です。
付替道路の完成にともない、旧道は閉鎖され、宿主別川や、カムイワッカ(神の水・湧水場)に近づくことは、難しくなりました。

正面の山はアイヌ民族の祈りの山「チノミシリ」(我ら祀る場)です。
チノミシリ東側の崖は、2006洪水以後、崩落が目立ってきています。
このがけ崩れ(ピラホラク)も、アイヌ民族の信仰の対象であると伝えられています。

宿主別川は、2003洪水以後は酷い濁りが続いていましたが、
2006洪水以後、融雪期と雨天時を除いては、かなり澄むようになってきました。

(携帯電話にて撮影)
 

漂着

 投稿者:Akira  投稿日:2011年 6月10日(金)22時47分34秒
  5月末に、沙流川の河口に近い富浜漁港に、体長10m以上はありそうな、マッコウクジラの死体が漂着しました。

死後かなり時間が経っているようで、表面は白くなり、体はぶよぶよでした。

◆沙流川流域のアイヌ民族は、海岸に漂着したクジラ(フンペ)を、盲目のおばあさんが見つけ、村人に伝えて持ち帰るという内容の、古式舞踊が伝承されています。
 

沙流川と鵡川の津波遡上データ

 投稿者:Akira  投稿日:2011年 4月10日(日)02時35分6秒
編集済
  沙流川と、その隣りを流れる鵡川の河川水位観測所における、津波到来時の水位データです。
沙流川、鵡川ともに津波は繰り返し押し寄せ、地震発生から9時間ほど経過した、12日午前0時前頃に、最大の津波遡上が記録されています。

なお、沙流川の水位記録は10分毎の平均値であり、実際のピーク水位は、もっと高かった可能性があります。

下のグラフは、函館港の検潮所における、津波ピークまでの潮位変化です(5分毎の数値)。
沙流川と似た傾向が認められ、地震発生後、しだいに波高が低下したのち、11日23時45分ころに最大の津波が到達しています。
 

沙流川の津波痕跡(河口付近)

 投稿者:Akira  投稿日:2011年 3月26日(土)01時59分54秒
編集済
  3月11日東北大地震による、沙流川河口左岸、富浜樋門付近の津波痕跡です。
津波の最高潮位に沿って、堤防の法面に流木やゴミがたまり、その下は草が倒されています。

富浜樋門から海側は、津波の高さが高く、ブロック護岸の下端以上に達しています。津波の最高潮位は、樋門直近で約4m。
富浜樋門から山側は、津波の高さが大きく下がり、樋門直近の最高潮位は約3mです。
樋門を境に、津波の痕跡が大きく異なります。支流の水路が津波の侵入に影響しているようです。

沙流川の約3km上流の富川水位観測所では、10分毎のデータとして、11日23時50分に、最高水位1.76mが記録されています。
海岸でも、この時刻付近に最大の津波が生じていると思われます。
 

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