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沙流川下流の沿岸海域の、シシャモの水揚げ量の変化です(開発局の河道掘削検討会資料)。
この資料によれば、1960年代末の500トン以上をピークに水揚げ量は激減し、現在は50トン前後で
推移しています。
沿岸海域で漁獲されるシシャモは、沙流川のみならず、隣の鵡川も、重要な遡上・産卵河川であり、
この2河川が、相互補完的に、シシャモの生産を支えてきたと考えられています。
1970年代に見られるシシャモの激減は、これらの河川で当時に行なわれた、河川改修と砂利採取
による、産卵環境の面的な破壊が、主因と思われます。
二風谷ダムの建設・完成(1986〜)は、すでに「激減」が生じた後であり、鵡川との関係もあり、
直接の関連は、この資料からはわかりません。ダム建設が河川環境に良い影響を与えないことは、
常識として明らかです。
今後、沙流川では、二風谷ダム下流全区間の河道掘削工事が予定されています。北海道開発局は、
この河道掘削の際に環境保全回復措置を講じることで、シシャモは増大するとしています。
しかし、全面的な掘削を行なう前に、部分的な試験掘削等を行ない、予定している保全回復措置の
有効性を、あらかじめ確認しておく必要があるでしょう。
※2008年7月に平取町で開催された工事説明会において、開発局室蘭開発建設部は、「ダム建設に
よってシシャモが減ったわけではない。最近はむしろ若干増えている。昔は多かったというが、
原始時代よりは減っているかもしれない」という「説明」を行ないました。
http://www10.plala.or.jp/mukawa/profile/specialty/shishamo.html
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