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10月31日17時頃より、二風谷ダムの放流量が大きく増やされ、流入量が毎秒30m3/s
前後のところを、50m3/s程度の放流量とされています。また、これと同時に、
流入量が25m3/s〜40m3/s程度に、不自然に変動していました。
二風谷ダム上流・幌気志橋地点の水位を確認したところ、31日午後より不自然に水位
が低下し、その後不自然に水位が上昇しています。
これは、沙流川上流の岩知志ダムにおいて、一度放流量を減少させてダムに水を貯め、
その後放流量を増やすことにより、ダムの堆砂を下流に流す操作を行ったためと
考えられます。
そして、下流の二風谷ダムでも、岩知志ダムの操作に応じて、それ以上に放流量を
増減させています。
これらのデータより、岩知志ダムと、二風谷ダムにおいて、「連携排砂放流」の
実験操作を行ったことが推察されます。
先日の田中康夫国会議員の視察の際に、二風谷ダムの堆砂が問題視され、報道でも
大きく取り上げられたことから、対策を迫られてのことでしょう。
そして、土曜日の夜間にこれを行うのは、排砂放流を行うことで、下流河川に甚大な
土砂汚染を生じさせるため、発覚を遅らせる意図があると考えられます。
毎秒50トン程度流しても、二風谷ダム内の土砂はそれほど動かないのではないかと
思いますが、下流河川には、相当の人為的な泥濁りを生じます。産卵期を迎えている、
サケやシシャモ資源に、悪影響が生じる可能性があります。
【追記】
10月31日から11月2日までのダムデータグラフを追加しました。
二風谷ダムは、通常の増水時には流入量の変化に合わせてゲート操作を行い、流入量
と同量の放流を行います。
11月1日の降雨による増水に対しては、放流量を追従させずに一度貯水位を一度上げ、
その後、急激に放流量を増やすゲート操作を行ったことがわかります。増水を利用して、
ダムにたまった土砂を動かそうとしたようです。
二風谷ダムでは、毎年11月に、堆積土砂の調査を行っています。土砂調査の前に、
少しでもダムの堆積土砂を少なく見せようとしたのかもしれません。
この急激な放流量の増加操作にともない、下流の平取、富川の両観測所では、1時間に
30cmの水位上昇が記録されました。また二風谷ダム下流の沙流川では、著しい濁りが
発生しているということであり、一連の不自然な放流操作が影響している可能性が
あります。
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