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土砂堆積の進む二風谷ダム(2008.8 上流側)
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 8月27日(水)12時05分13秒
編集済
チプサンケの翌日2008年8月25日、二風谷ダムの堤体から約6km上流、ダム管理橋
(上流貯砂ダム)から、ダム貯水池(下流方向)の様子です。
写真中央から手前側には、多量の土砂が新たに堆積しています。これは7月中旬にはなかった
もの。7月下旬から8月初めにかけての、ダム最大流入量が200〜490m3/sほどになった
増水によって、上流の河川から運ばれてきた土砂が堆積したものです。
また、ダム湖に流入する土砂を止めるはずの貯砂ダムは、十分な役目を果たしていないことが
わかります。
土砂堆積の進む二風谷ダム(2008.8 ダム貯水池下流がわ)
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 8月26日(火)18時58分43秒
編集済
チプサンケの翌日、2008年8月25日、二風谷ダムの堤体から約1km上流、沙流川歴史館
付近の貯水池の様子です。このときの貯水位は、約41.2m。
水面に露出した堆積土砂の上に草が茂っている部分は、ほぼ、昨年の夏に水面上に現れていた
ところです。昨年よりも、水面上に露出する土砂の面積は大きく増えており、かつ、今年の
7月中旬に撮影した写真と比べても拡大しています。
7月下旬から8月初旬にかけての、やや強い雨による増水によって、上流から運ばれてきた
土砂が堆積したのでしょう。
「チプサンケ」は、長年にわたって、沙流川のこの場所で行われてきました。ふるさとの川は、
人々の思いとともに、今は深い泥の下に埋まっています。
二風谷ダムと堆積物
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 7月19日(土)20時43分25秒
編集済
二風谷ダムの管理所付近の貯水池の様子です。
夏期の水位低下にともない、ダムの底の堆積物が、水面上に露出しました。
今年は昨年の同時期よりも、鉱物質の微細な土砂が少なく、落ち葉と流木(沈木)が
目立ちます。湖岸を覆う黒いものは、腐った落ち葉です。
湖岸では腐敗臭が感じられ、またダム湖の湖底からは、ガスの発生による泡が
わき出していました。
昨年度は大きな洪水が発生しなかったため、山崩れ等で河川から流入する土砂が、
沙流川としては少なめで、そのぶん、落ち葉等が目立つものと思われます。
土砂に埋まる二風谷ダム(2008)
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 7月18日(金)00時42分58秒
編集済
2008年7月現在の、二風谷ダムの土砂堆積状況です。
堤体から2.5km上流のカンカン沢合流点。このときのダム貯水位は、およそ標高41m。
カンカン沢合流点付近では、堆積土砂面は、昨年よりも30cm程度盛り上がったようです。
画面左下の石は、砂防ダム(カンカン川の貯砂ダム)の修景のために、ダムを覆うようにして
設置された沙流川の銘石である青トラ石、赤トラ石です。すっかり微細な泥をかぶってしまい、
高価な銘石も、見るかげがありません。
貯水池上流側(約6km地点)の管理橋・貯砂ダム直下では土砂面が若干下がったようであり、
一方、堤体に近い沙流川歴史館裏手(約1km地点)では、「土砂の島」が、新たに出現しました。
2007年度の土砂の堆積量は、二風谷ダムとしてはやや少なめで(それでも非常に多い)、
貯水池内の堆積土砂が、全体に下流(堤体)に向かって移動したように思われます。
二風谷ダム堆砂量(最新)
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 7月17日(木)01時37分3秒
編集済
2007年度までの調査による、二風谷ダムの堆砂量変化をまとめました。
2007年度の新たな堆砂は78万7000千m3であり、総量で1267万9000m3となって
います。
建設当初に見込んだ100年間の堆砂量の約2.3倍、また2007年の計画変更による計画堆砂量
到達まで、約162万m3となっています。
二風谷ダムの年間の平均堆砂量は115万m3ですから、2007年の計画変更による計画堆砂量の
1430万m3には、2009年度に到達する見込みです。
なお、実際の堆砂の進行速度は、雨の降り方によって変化します。もしも2008年度中に、
台風等による大雨洪水が発生した場合、本年度中に、変更された計画堆砂量を超過する可能性も
あります。
額平川(平取ダム堤体予定地)
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 7月 3日(木)23時24分21秒
編集済
額平川の平取ダム堤体予定地から上流方向の様子です。向かって右手から宿主別川が合流しています。
この日の額平川は、宿主別川に比べると、濁りが目立ちました。それでも、5月の写真と比べると、
茶色い泥濁りの状態からはかなり回復していることがわかります。
川の合流点は、アイヌ語で「ペテウコピ」と呼ばれ、多くの神々が集い、村を守る相談をする場所と
して、アイヌ民族の伝統的な信仰の対象であるということです。現在もこの場で地域のアイヌ民族が
カムイノミ(神への祈り)を行っています。
二風谷ダムの完成以前には、サケ・マスの良好な産卵場であり、伝統的な捕獲も行われてきた場である
と伝えられています。現在も、エゾシカやヒグマなどの野生動物が生活の場としています。
手前の河原は標高約145メートルであり、対岸の段丘の高さは、約180メートルです。仮に
平取ダムが建設された場合には、サーチャージ水位時(184.3m)にはこの段丘全体がほぼ水没し、
また中間付近までが、常時満水位(167.4m)として、長期間貯水されることになります。
河川整備計画(変更)および環境調査報告書(案)では、「ダム貯水池の樹木は伐採しない」とされ
てきましたが、2008年春には、「常時満水位以下の樹木は伐採する」と、説明が変化しています。
かりに常時満水位以上の樹木や植生を残したとしても、ダム完成時の湛水試験を行えば、サー
チャージ水位付近まで数カ月にわたって水没します。ダム建設を前提としたままでは、貯水池内の
植生や生態系、景観の、大規模な喪失を免れることはできません。
宿主別川(平取ダム予定地)
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 6月27日(金)00時17分51秒
編集済
平取ダム建設による水没予定地の宿主別川から、ダム堤体予定地方向の様子です。
正面の断崖の山は、ダム予定地内のチノミシリ(我らが祭る場)の一つ。チノミシリとは
神の声を聞く場であり、アイヌ民族のもっとも大切な信仰の場です。チノミシリでは、山の形を
変えることはもちろん、木を切ったり、狩りをすることも禁じられてきました。
5月には、雪解けの増水によってひどい泥濁りを生じていましたが、すでに澄んだ流れとなって
います。また、カワセミ、カワアイサ(?)といった、魚を食べる野鳥も見られ、2003年洪水の
ダメージから、川の自然環境が回復しつつあることがわかります。
この写真の時点と範囲では、2007年の6月よりも、堆積した砂利が侵食されて河床がやや下がり、
また、上流から多くの流木が移動してきています。
ニオイチャシコツ(アペクンチのチャシ)
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 6月14日(土)16時20分56秒
編集済
写真中央の小さな山は、沙流川と額平川の合流点に近い荷負(ニオイ:流木の多いところ)の
人たちが祈りの対象としてきた、「ニオイチャシコツ」です。
このチャシ(砦、柵列等)には、アペクンチ(火の神)が住んでいたとされます。アペクンチは
ペクンチ(水の神)と仲が悪く、日照りの年には、人々がこのチャシで雨乞いの儀式を行った
ことが伝えられています。
アイヌ民族の伝統的な信仰では、山や崖、川の流れなど、自然の地形そのものが、祈りの対象と
されてきました。沙流川そして額平川の流域には多くの祈りの場が伝わり、一体として聖域で
あるといわれています。
※アイヌ文化の解説は『アイヌ文化環境保全対策調査 総括報告書』(平取町)等に拠る。
メム(湧水地)
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 6月 8日(日)23時50分35秒
平取ダム水没予定地のメム(湧水地)です。メムは、多くの生き物の生活の場となっています。
オクエゾサイシンと同じく、Tさんの作品。コメントも紹介いたします。
「平取ダム水没予定地は、湿った場所、水の沸く所、小さな沢が多く、まさにメム(湧水地)です。
開発のすすんだ今の時代には、貴重な山菜の宝庫です。この貴重なメムが水没し、泥に埋まるかも
しれないと思うと、涙が出そうになりながら歩き回りました。」
オクエゾサイシン(奥蝦夷細辛)
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 6月 6日(金)02時33分24秒
編集済
平取ダム予定地内に生育するオクエゾサイシンです。
細い茎の出る根元に、紫色の小さな花が咲いています。
山地の湿った斜面などに育ち、ヒメギフチョウの食草となります。
ウマノスズクサ科、北海道レッドリストによる希少種。
●写真はTさんより御提供いただきました。どうもありがとうございます。
沙流川「渇水」の原因
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 5月26日(月)03時12分50秒
編集済
2007年12月31日の大晦日の夜、沙流川下流の日高町(旧門別町)富川地区では「渇水」となり、給水制限が行なわれました。
この渇水については、2008年3月に開催された平取ダム計画等に関する地域学習会でも、「二風谷ダムを建設したのに、渇水が起きて残念だ」という意見が、地元町議らから述べられました。これに対して、二風谷ダムの畑所長は、「ダムからは規定の水量を放流しており、ダムが原因で渇水になったのではない」旨の説明を行ないました。
富川地区の取水場は、沙流川右岸に建てられており、浅層地下水を利用しています。浅層地下水の大部分は沙流川の伏流水であり、その水位は、沙流川の表流水の水位が影響しています。したがって、沙流川の水位が下がった場合には、その影響で浅層地下水の水位が下がり、取水場での取水が困難になります。
(1)渇水時の沙流川の水位(グラフ省略)
給水制限の生じた2007年12月には、下旬に水位が低く、12月28日と31日に、特に水位が低くなっています。そして28日には、過去最低の0.65mを記録しています。
また2008年1月初旬、さらに低い0.63mが記録されました。このときには「渇水」は生じていません。
(2)年間最低水位、年間最小流量の動向(グラフ)
1990年以後、年間の最小流量は増えていますが、年間最低水位は大きく下がっています。特に2003年以後に、水位が大きく下がっています。河床低下の進行による水位低下が、水量の増大による水位上昇を大きく上回っていることがわかります。
沙流川の著しい河床低下が浅層地下水の水位の低下をまねき、水道用水の取水が困難になったと考えられます。
最低水位と給水制限が3日ずれて発生したのは、地下に貯留されている伏流水じたいが、貯水池の役割をもっていることと、大晦日の使用水量の増大のためでしょう。
現在の沙流川の流量は、平取地点で11m3/sを下回らないこととされています。このときの二風谷ダムの放流量は約9m3/s程度とされており、給水制限が生じたときにも、この放流量は維持していました。
2007年12月の沙流川下流の「渇水」の原因は、冬期の沙流川の流量が少ないためもありますが、それ以上に、下流の急激な河床低下が原因であることが明らかです。
急激な河床低下の進行は、直接的には2003年に発生した大洪水の影響と考えられます。そして間接的には、二風谷ダムの建設と、下流河川敷の公園整備が関係している可能性があります。
濁る額平川(平取ダム予定地)
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 5月23日(金)11時40分21秒
5月初旬の、額平川(平取ダム予定地)の様子です。本サイト読者の方より、投稿いただいた写真。
沙流川に合流する額平川は、大雨時や融雪期には、酷い泥濁りを生じることがあります。急峻な
源流部での渓岸崩壊が、まだ続いているのでしょう。
額平川は、2003年洪水の後はたいへんな濁りが続いていました。現在は回復が進み、一年の大部分は
澄んだ流れになっています。
一方、沙流川の二風谷ダムから下流では、ダムに堆積した膨大な泥の影響により、一年を通して濁りが
消えることはありません。
平取ダム予定地の土砂崩れ
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 5月16日(金)11時27分36秒
宿主別川の平取ダム貯水池予定地(サーチャージ水位付近)で発生している、土砂崩れの様子です。
同様の土砂崩れが、額平川と宿主別川の流域では、数多く発生しています。
大雨の際には、多量の土砂と流木が周囲の山地から発生し、ダムに直接流入することがわかります。
平取ダム予定地の流木
投稿者:
Ak※r☆
投稿日:2008年 5月 2日(金)11時19分43秒
平取ダム予定地上流の額平川・宿主別川に堆積している流木の状況です。平取ダム予定地上流には、
現在も多量の流木が堆積し、大雨のたびに移動しています。
2003年洪水では、沙流川上流では土砂崩れや河岸の決壊により、多量の流木が発生しました。
この洪水で二風谷ダムから回収された流木の量は5万m3以上とされ、またダム湖の湖底には、湖底が
見えないほどの流木(沈木)が沈んでいることが報告されています。
二風谷ダムには、流木からダムを保護するネットが設置されていましたが、当初よりほとんど効果が
なかった上に、膨大な流木によって切断され、ネットは流木とからみ合ったまま、放流ゲートから
下流に流出していました。
流木や流木止めネットがダムの放流ゲートに引っ掛かった場合、最悪ではダムからの洪水の越流、
ダムの破損が生じます。
平取ダムの洪水調節ゲートは4m角×1門と予定されており、二風谷ダムよりも非常に小さいゲートです。
2003年洪水のように、多量の流木がダムに流入した場合には、簡単に閉塞、破損してしまいます。
額平川が沙流川に合流する二風谷ダム上流部付近は、「荷負」(ニオイ)という地名がつけられています。
これは、アイヌ語で「漂木が多いところ」を意味します。額平川では、遠い昔より、多量の流木が発生して
いたのでしょう。
二風谷ダムの流量
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 4月23日(水)23時39分33秒
編集済
4月21日より、二風谷ダムの放流量が、1日あたり4〜5回程度、40m3/s〜60m3/sまで増減させられています。
興味深いのは、この放流量の増減にあわせるように、流入量値が、やや不規則に増減していることです。
二風谷ダム上流の水位観測所では、このような水位変化は生じていませんので、実際のダム流入量には
ほとんど変化がなく、ダム自体の問題によって、放流量および流入量の計算値が狂っていることが
わかります。
放流量を増やす(ゲート開度を大きくする)場合に、流入量にプラスの誤差が生じるには、以下の2つの
原因があります。
(1)ゲート開度と実際の放流量について、計算条件と実際の状況が対応していない場合。
(開度あたり放流量が実際には小さい)
(2)貯水池の水位あたり貯水量について、計算条件と実際の状況が対応していない場合。
(水位当たりダム容量が実際には大きい)
貯水位45m前後で、ダム容積が短期間に不規則に増減する状況というのは、いささか考えにくいものです。
放流量の増減に対応した流入量の値の追従の度合いが不規則であることから、放流ゲート周辺に
堆積した土砂等の影響により、ゲート開度に応じた正規の放流量が得られていない状況である
ことが推定できます。
二風谷ダムの水位
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 4月23日(水)03時07分27秒
編集済
2008年4月の二風谷ダムの水位は、冬場としては低めの標高42.5m前後とされていましたが、
4月17日より水位が上げられ始め、21日からは、洪水調節をのぞく最高水位である45m近く
まで上げられています。また、ダム放流量が、40m3/sから60m3/sの間で、小刻みに変化さ
せられています。
二風谷ダムで、発電あるいは放流に関する何かの実験を行なっているようです。
なお、二風谷ダムの変則的な運用の開始とほぼ同時に、ダム流入量が増大し、かつ流入量の
振れ幅も小さくなっています。これは、二風谷ダム上流の岩知志ダムで、発電がほとんど
行なわれていないことを意味します。
岩知志ダムで、発電ができない何かの事情が生じ、それを二風谷ダムで補っているのかも
しれません。
二風谷ダムの発電能力は、岩知志ダムに比べると非常に小さなものですが。
額平川
投稿者:
Ak※r☆
投稿日:2008年 4月19日(土)11時12分14秒
額平川豊糠橋付近の様子。2003年洪水以後の額平川は、酷い泥濁りが続いていました。現在は、
降雨などの一時的な増水をのぞいては、きれいに澄んでいます。とくに2006年洪水以後に、
大きく改善したようです。適度な増水が、泥を洗い流したのでしょう。
河道に多量に堆積していた流木の山も、見た目には少なくなっています。
(平取ダム計画による水没予定地)
額平川のヌササン
投稿者:
Ak※r☆
投稿日:2008年 4月12日(土)12時35分26秒
編集済
平取ダム建設が計画される沙流川支流の額平川では、地元のアイヌ民族によって、伝統に
のっとったカムイノミ(神への祈りの儀式)が行われています。
屋外にヌササン(祭壇)を組み、カムイ(神)を象徴するイナウ(御幣)を立て、山の神、
水の神、村の神等々の、生活にかかわるカムイ(神)に、トノト(神酒)を捧げ、ノミ(祈り)
を行います。
カムイノミの様子は、こちらの動画で。
(動画のカムイノミは、本記事の場所で行われているものとは異なります)
http://mirai00.hp.infoseek.co.jp/nibutani02/sisirmukatv/tv00.html
沙流川の改修工事(2)
投稿者:
Ak※r☆
投稿日:2008年 4月10日(木)11時49分35秒
河道に大きくはり出すほどの巨大ブロック護岸が設置され、多量のテトラポットが投入された「川岸」
は、増水時に魚の逃げ場くらいにはなるでしょうが、その他一切の自然景観と自然生態系、人による
利用、伝統文化の継承を否定しています。
2002年に策定され2007年に変更された、「沙流川水系河川整備計画」には、以下のように記述されて
います。
1.3 河川整備計画の目標
沙流川の河川整備計画については、水系の現状及び将来の姿を踏まえた上で、下記の方針に基づき
推進する。
【河川環境の整備と保全に関する目標】
河川環境の整備と保全に関しては、自然環境及び河川利用実態の把握に努め、治水・利水両面との
調和を図りつつ、沙流川の良好な自然環境を保全し、また、人々が川にふれあい親しめる沙流川を
構築するとともに、流域に伝わるアイヌ文化などの継承が図られるよう努める。
絵に描いたモチならば、役に立たなくても害はありません。
沙流川の「河川整備」は、国民に「栄養満点のおいしいおダンゴはいかがですか」といいながら、
毒ダンゴを無理矢理に押し付けています。しかも代金は、いつのまにか財布から抜き取られている。
沙流川の改修工事
投稿者:
Ak※r☆
投稿日:2008年 4月 8日(火)01時04分39秒
編集済
沙流川河口から11kmほど上流、平取町去場地区で行われた、沙流川の改修工事の様子です。
ブロック護岸とテトラポットの投入により、沙流川の川幅が15メートル程度狭められています。
工費は約4億円。写真左側が川の上流です。
北海道開発局は、かたや沙流川の流下能力不足を問題として巨額のダム、河道掘削工事を計画し
(ダム総額1300億円+河道掘削200億円)、かたや自ら川を狭くする工事を行っています。
平取町の去場〜荷菜地区は、二風谷ダム下流ではもっとも川幅が狭い区間であり、現況の流下能力は
1500m3/s程度とされています。しかも、対岸のヌタップ地区は無堤です。
川幅がさらに狭められたことにより、ヌタップ地区には、人為的な水害が発生することでしょう。
早春のチノミシリ
投稿者:
Ak※r☆
投稿日:2008年 4月 3日(木)18時31分10秒
2008年4月初旬、平取ダム湛水予定地の宿主別川より。
平取ダム付替道路 (2)
投稿者:
Ak※r☆
投稿日:2008年 3月25日(火)15時28分5秒
編集済
平取ダム付け替え道路工事の宿主別橋架橋工事現場の様子です。
架橋工事の費用は、10〜11億円程度と思われます(橋桁で約8億円)。
サーチャージ水位まで湛水した場合、この撮影位置付近までが水没します。
昨年12月のカムイノミは、画面中央の、現在の道々わきで行われました。
平取ダム付替道路
投稿者:
Ak※r☆
投稿日:2008年 3月23日(日)22時57分16秒
編集済
平取町豊糠地区(約20戸)の生活道路として着工された、平取ダム付け替え道路の工事現場の様子。
今年度の工期は終了しています。
宿主別橋の架け替えを含む1.5km区間に、今後3年間で13億円程度の工費が見込まれています。
大規模な切り通しとされているのは、ダム堤体を迂回するためですが、ダム堤体は
2007年の設計変更によって左岸300mが省略されていますので、結果として、
無意味に工費がかかるルート選定と道路構造になっています。
シシャモ産卵場?
投稿者:
Ak※r☆
投稿日:2008年 3月22日(土)18時24分17秒
編集済
沙流川下流に、北海道開発局が設置したシシャモの人工産卵場です。
わき水のある河床に多数の杭を打ち、砂利を止めてシシャモに産卵させようというもの。
鉄杭にはゴミや流木、握りこぶし大の石が引っ掛かって中洲になっています。
シシャモは、弱い流れの、0.5〜5mm程度の粗砂の河床に産卵します。
ゴミや砂利でできた中洲に産卵することは、シシャモでなくても困難と思われます。
お笑いミュージカル(サンルダム関連)
投稿者:
Ak※r☆
投稿日:2008年 3月13日(木)01時48分26秒
編集済
支流にサンルダムの建設が計画されている、天塩川水系の名寄川においては、1981年(S56)8月洪水が、サンルダム建設をはじめとする大規模河川整備計画の大きな根拠とされています。この洪水における名寄川のピーク流量は約600m3/s(真勲別地点)であり、重大な災害をもたらすほどのものではありませんでした。
一方、名寄川流域では、内水氾濫によって、約1200haもの浸水被害が発生したとされています。
この広範な内水氾濫被害の発生理由について、北海道開発局旭川開発建設部は、天塩川水系流域委員会において、以下の説明を行っています。
「名寄川において、昭和56年8月洪水は、昭和48年洪水に比べ、ピーク流量は小さいが、EL140m(堤内地盤高)以上の水位の継続時間を比較すると2倍程度も長い。このように、昭和56年8月洪水では、名寄川の支川においても同様に高い水位が長く継続し、内水による被害が広がったと推定される」(流域委員会資料15-1)
http://www.as.hkd.mlit.go.jp/teshio_kai/teshio/pdf_ppt3-20/1-031.pdf
ここで、1981年8月洪水と2006年10月洪水を比較してみます(上記資料と同じ下川観測所の水位)。
2006年10月洪水の方が、最高水位・EL140m以上の継続時間ともに、ずうっと大きくなっています。しかし2006年洪水では、内水氾濫被害はごく部分的であり(浸水面積は未発表)、1981年洪水のような広範な被害は生じていません。
北海道開発局は、内水被害の発生原因に関して正しい検討を行わず、かつ、無関係な名寄川の水位に短絡させ、ウソの説明を行ったことが明らかです。
また、EL140mは、周囲の地盤高でさえありません。この付近の地盤高は約142mです。1981年洪水時の名寄川の水位は、地盤高よりもはるかに低く推移しています。広範な内水氾濫の発生と、名寄川の水位は、まったく無関係といってよいでしょう。
今後同様の災害が発生することを防ぐには、正しい原因分析を行い、正しい対策を行う必要があります。
天塩川水系流域委員会における水害やサンルダム計画の説明は、このように「ことごとくデタラメ」です。
流域委員会の開催には、資料作成等に約8億円の費用がかかったとされています。とんだお笑いミュージカルです。
偽装された計画変更(平取ダム)
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 3月 2日(日)17時12分1秒
編集済
今日の図は、2007年に明らかになった、平取ダムの計画変更前後の比較です。
2007年2月に示された図面では、放流ゲートの形状、構造が変更されています。
一番大きな違いは、左岸段丘上の堤体部分約300mがカットされ、堤体長が半分
程度とされていることです。これは、建設コスト削減のためということです。
ダムに計画される水位は変更がなく、このままでは大規模洪水時に、堤体左岸端
から洪水が下流に流出するため、段丘上の構造を検討中であるという説明が
されています。(2007/11/30付替道路説明会)
片側がカットされ洪水が溢れ出す危険なダムでは、とても「治水計画」の根拠に
なり得るものではありません。これで通るならば、堤防でも遊水池でも、半分だけ
計画しておいて、「コスト削減のため。このままでは洪水が溢れるため、残り
半分は検討中」とでもしておけばよいのです。
2007年2月の環境調査報告書(案)では、図面では変更後の堤体長312.8m
のものが掲載され(数値は小さく読み取りは困難)、ダム諸元表では、従来どおりに
堤体長600mと記載されています。
ダムの安全にかかわる重要な構造変更について、議論や追求を免れる目的で、
図面では計画変更後のものを示してアリバイづくりとしながら、表記では作業
ミスを装い旧来の記述のままとしたのでしょう。
問題のあるダム計画で、隠匿のために国がしばしば使う偽装の手口です。
例:サンルダム計画の「重力式コンクリート」表記の偽装表記(計画策定中)
→「台形CSGダム」に表記を修正(計画策定時)
この図面が示されたのは2月28日です。道議会および高橋はるみ北海道知事は、
この重大な計画変更にいっさいふれることなく(おそらく気付きもせず)、
「異議がない」として、計画案をそのまま認める意見書を3月7日に提出しました。
安全上重大な欠陥をもつ計画変更が、関係書類の不当な表記によって偽装され、
流域委員会や道議会等、計画策定のための検討の場をすりぬけています。
二風谷ダム・土砂対策の無策
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 2月26日(火)16時55分11秒
編集済
二風谷ダムを管理する北海道開発局は、ダムの堆砂について、「二風谷ダムの放流設備(オリフィスゲート)は、下流側の河床とほぼ同じ低い位置にあり、ゲートを開ける頻度も多いため、水と一緒に土砂が流れ出やすくなっています。これらのことから、堆砂形状が安定に向かい、堆砂の進行が緩やかになると見込まれます」、「年間の約1/3の期間、オリフィスゲートを開けて水位・放流量を調節しています」と説明しています。
しかし、二風谷ダムのオリフィスゲート(洪水調節主ゲート)は規模が大きすぎるため(高さ6m・幅8m×7門)、日常的にはほとんど使うことができない放流施設です。二風谷ダムの右岸には、小規模のクレストゲートが設置されています。日常的な放流や小規模の調節は、この右岸クレストゲートを用いるというのが、二風谷ダムの本来の設計です。
しかし実際には、右岸クレストゲートは使われることはなく、ダムからの日常的な放流は、大部分が発電放流を兼ねる利水ゲートと、オリフィスゲートの微少放流によって行われています。
川の水が多い豊水期(平均流量約60m3/s)にオリフィス放流を行うにしても、ゲート1門のみで放流を行う場合のゲート開度は、0.4m程度です。これではダムに貯まった多量の土砂は、平時のオリフィスゲート放流によってはほとんど出ていきません。
いつかは堆砂は平衡するでしょうが、それはたんにダムが土砂で満杯になるということです。土砂対策の成果ではなく、何も対策をしないことによる自然の経緯です。
「土砂で埋まった二風谷ダム」の現状は、甘い見込みでダムを建設し運用してきたことによる、明確な失敗の結果です。そして、従来の失敗の理由を繰り返し述べたところで、今後同じことを続けるならば、同じ失敗を続けるだけにしかなりません。
北海道開発局は、二風谷ダムの建設目的について、「容量、費用の大部分が治水目的である」として、「当初より治水が主目的のダム」と説明してきました。しかし今回、ダムの総容積の半分が土砂で埋まることを計画としたのですから、今後は「建設費740億円の、半分は土砂で埋める目的のダム」と、説明を修正しなければならないでしょう。
平取ダム・堆砂予測計算の前提
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 2月19日(火)19時19分26秒
編集済
自然保護団体から2007年12月に出された質問状への回答として示された、平取ダム建設後のダムの土砂収支計算の前提となるグラフ資料です。
示されたグラフでは、同じパターンの増減が3度繰り返されることから、1971年より、8月洪水を除く2003年までの33年間の流量が、全く同じパターンで今後3度繰り返すと仮定し、そしてダム建設からちょうど100年めに、「計画規模(100年に1度)の洪水」として、2003年8月洪水と同規模の洪水が発生するという仮定であるようです。
しかしこのような前提で何かの計算をしたところで、平取ダムを建設した場合に実際にダムに生じる土砂堆積の予測などはできませんので、ダムに生じる堆砂の予測としては、全く意味がないものになっています。
※仮にこの堆砂予測計算が全て正しいとした場合、平取ダムには年間約100万m3の土砂が流入・堆積します。そして4月から5月に計画される排砂放流期(主として排砂放流初期の水位低下放流の数日間)に、その大部分が一気に下流に排出されることになります。しかも、その土砂は二風谷ダムには堆積せず、そのまま下流に流下するというのが、現在の沙流川のダム計画における土砂対策です。
2003年8月洪水では、沙流川下流とくに沿岸海域において、漁業資源等に甚大な土砂被害が発生しました。この洪水の際に、二風谷ダムから下流に放流された土砂量は、約300万m3とされています(開発局発表資料による)。
現在の沙流川のダム計画では、平取ダムの排砂放流によって、2003年洪水の1/3の規模の土砂被害が、毎年の融雪期に発生することになります。
二風谷ダムの実績堆砂量
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 2月 7日(木)03時36分51秒
編集済
二風谷ダムの完成以来10年間の、堆砂量の変化です。
緑色の線は、建設当初の計画堆砂量(100年間で5.5百万m3)、赤色の線は、2007年7月の計画変更に
よる新たな計画堆砂量(14.3百万m3)です。年間平均の堆砂増加量は、およそ120万m3です。
開発局は、「二風谷ダムの堆砂量は今後均衡し増加しない」と説明していますが、2006年時点の
データでは、均衡の兆しは見えないように思われます。
二風谷ダムの堆砂予測(開発局資料)
投稿者:
Akira
投稿日:2008年 1月26日(土)01時40分27秒
編集済
二風谷ダムの堆砂予測計算図です。開発局の図表ではわかりにくいため、見やすく直してあります。
昨年7月からの操作計画の変更では、貯水位は7〜9月が41.5m、10〜6月までが45.0mとされます。また、ダム流入量が1900m3/sを超え洪水調節を行うと予測される場合には、あらかじめ最大で400m3/sの放流を行い、ダム貯水位を、最低水位である40.0mまで下げることになっています。
従来よりも夏の貯水位を下げる操作計画の変更と、土砂堆積の進行により、夏の通常時には、二風谷小学校からカンカン川・ファミリーランド入口までが、ほとんど水深のない沼のようになる予測です。またそこより上流では、深さ5〜10mほどの堆積土砂が、水面上に広範に露出する計算結果となっています。
※2007年夏現在、ダム堤体より約2km上流では、堆積土砂が水面上に広範に露出していました。
開発局から計算条件の説明や計算結果の数値は示されておらず、この計算の信頼性も、客観的には不明です。
◎二風谷ダムの建設当初の計画では、40.0m以下が堆砂容量、40.0m〜45.0m(夏期は42.5m)までが、苫東工水等の供給に用いる利水容量、45.0m(夏期は42.5m)〜48.0mが、洪水調節容量とされていました。
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