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カテゴリ:[ なんでもフリートーク ]
皆さん、お元気ですか。
梓みちよが亡くなりましたね。
月並みですが、昭和の歌声がまた一つ消えました。
梓みちよの『こんにちは赤ちゃん』は1964年のヒットです。
あの東京オリンピックと同年ですから、わたしたちが同じクラスにいた時ですね。
講堂で大松監督ひきいる女子バレーチームの映画を見たことを思い出します。
『こんにちは赤ちゃん』の大ヒットで一躍スター歌手になった梓みちよですが、その後歌の清純なイメージに悩んだようです。
本人はちょっと不良な捌(さば)けた人でした。
1974年に『二人でお酒を』でイメージチェンジに成功して、やっと等身大の梓みちよになりました。
わたしは1976年の『メランコリー』が好きです。
これは作曲が吉田拓郎で、フォークの路線を加味したヒット歌謡です。
気丈な女の寂しさを歌った曲ですが、「♪ それでも乃木坂あたりでは 私はいい女なんだってね ♪」のフレーズが梓みちよらしくて心に残りました。
メロディーラインの優れた曲ですが、一般に吉田拓郎は歌詞が前面にでている印象がありますが、メロディの人でもあります。
森進一に提供した『襟裳岬』も秀逸なメロディです。
わたしは中学時代、ビートルズの人として記憶に残っているようですが、ボブ・ディランにも夢中でした。
(それで勉強はまったくしませんでしたが、今は若干後悔しています。あの時勉強していればこんなアホにはならなかったと。)
ボブ・ディランは日本のフォーク界に絶大な影響を与え、吉田拓郎はその申し子です。
その吉田拓郎に注がれたディランの血が、『メランコリー』に結実しています。
隔世遺伝のようなボブ・ディランのメロディが、この曲にはあります。
ディランもまたメロディが優れたソングライターで、ノーベル作曲賞があればノミネート確実です
梓みちよは元々が宝塚歌劇の出身ですが、それと関係あるかどうかは別として、バイセクシャルの雰囲気がありました。
今で言うLGBTですが、歌唱力にプラスされた魅力です。
男っぽい女(しかもお姉さん)の色気があの声質にはあります。
わたしは音痴なのでカラオケはサッパリですが、歌うとしたら『メランコリー』ですね。
この歌も昭和歌謡の代表だと思っています。